見晴らし岩 伝達講習

見晴らし岩にて、技術伝達を行いました。

クライマー共通の願いは、

 1)もっといっぱい登りたい 
 2)もっと登れるようになりたい 

これを実現する、うまい手をみんなで分かち合おう!というのが当会の思想です(笑)。

次の項目を伝達しました。

トップロープソロの方法

 1)支点構築方法 (二重化の原則)…ダブルストランド 環付きビナ2枚 
 2)ユマールでの墜落確保システムの作り方 (二重化の原則)
 3)解除と下降時(懸垂)の注意点

■ 安全の原則…バックアップを取る

山の世界では、安全面での原則として、冗長性、ということが一般に言われます。

一つがダメでも、もう一つがバックアップになる、ということです。

易しく言えば、二重化。終了点にはボルトは1つではなく、2つありますよね?あれです。

ユマールも2つ 安全環付きカラビナも2つ

《トップロープソロ》
1)トップロープフィックスソロのロープはダブルストランド(2本)で使います。
2)器具は2つ使います
3)支点は固定します (重要)

トップロープソロの墜落を止めるユマールも2つ、ダブルで使います。

注意点としては、2本のロープが両方とも固定されているということです。片方の器具だけが効いて、ロープが引かれた場合に、すっぽ抜けを防ぐためです。

■ ハングおよび脱出

この方法は脱出が一癖あります。

一般的な、宙づりの登り返しは、マスターしている人でないと、オーバーハングで、この方法で登っていると、宙づりから脱出できなくなることがあります。

必ずプルージック用のコードは持っていきましょう。

■ メリット

このシステムの良いところは、

 ビレイヤーを必要とせず、効率的にたくさん登れる

という点です。

これで、ビレイヤーと休みが合わない!という問題も解消!

実はやってみると、二人一組で登るのより、エライ効率がいいではあ~りませんか?

これは2名揃っているときでも、じゃんじゃん登るために採用したいシステムかも?!

さぁ、みんなで登って、どんどん登って、どんどん上手になりましょう!

■ 未知の岩場

右下岩壁は初めての岩場だったので、通常のビレイスタイルで右下岩壁で遊びました。

オンサイトはもったいない(笑)! 

トップロープソロは既知の岩場でやりましょう。

鬼ヶ鼻岩右下岩壁 5.10b 一歩が遠~いぶら下がりです… 


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