鬼ヶ鼻岩 コケ落とし

鬼ヶ鼻岩に整備に行ってきました☆

寒さ戻りで少し寒い日でした。クライミングしてウォームアップ。

コケを落としながら、しみじみ、日本って国は、

岩に植物が生える

ということを思いました。

強い再生力がある自然ということです。

岩が岩のままであること…そちらのほうが日本では稀有な事例で、実際は、コケが生え、コケの上に落ち葉が積もり、草が生え、草の次は木が生える…

そういえば、屋久島フリーウェイも台風が来て、岩に生えていた木をなぎ倒し、岩肌が露出したからこそ、出来上がったルートだったんでした…。

これはどういうことに帰結するかというと、岩登りに不適の地ということです。日本は。

その逆境を逆手に取っているのが、悪場での強さ。

日本のアルパインクライマーは悪場に強いです。

脆くて崩れそうな岩が看板の九州の岩…、九州クライマーはもろさに強くならざるを得ない。

脆くて危険なだけで何も楽しくない、阿蘇をこなしてから、滝谷へいったら、滝谷が固く感じさせられたそうです(笑)。阿蘇、どんだけ悪いねん!

しかし、世界的に見て、”楽しいクライミング”と言えば、

(岩が脆くて外的リスクがあるⅢ級でランナウトしたルート)、

ではなくて、

(岩が固くて、ムーブが楽しく、ランナウトしていないルート)

だろうな~。

5.12が登れる外人さんが日本のクライミングを楽しみにやってきたとして(脆くてランナウトしたⅢ級)に案内できます?できませんよね?

同じことで、新人に楽しいクライミングを教えたいとき、(脆くてランナウトしたⅢ級)に連れて行きます?行きませんよね?

今日はお天気悪かった
…(はぁ)。溜息(笑)。

鬼が鼻の岩場は、福岡を訪れたクライマーには、福岡市内を眼下に収めることができるため、ぜひおすすめしたい場所です。

なにしろ、稜線から10分で岩場ですし!

ぜひヤッホーしに来てみてほしいルートです。









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