見晴らし岩とお友達に
■ 見晴らし岩
今日はなかなかの良い日でした☆
以前から、佐賀県は、登山でも、高校生が背振山脈で読図していたり、多久高校の樋口先生は、息子さんをワールドカップで優勝に導いたり…と、山とクライミングの世界ではなかなか行けているのに、そのことに佐賀県民が無知だと思っていました(笑)。
山の世界の問題点は、ホワイトグループの人とブラックグループの人の交流が徹底的にないこと…ホワイトとブラックに分けるのは、語弊があるばかりではなく、反発も買うかもしれませんが、あえて分けたのは、自己顕示欲グループと本当に山が好きな人たちって、かなり相性的に合わない面が強い、ってことだからです。
水と油みたい…。
一般的な意味でのすごい山は佐賀県にはありませんので…。佐賀県の山の良さを味わえる人が、私に言わせれば本当に山好きな人かなぁ。
■ ラッキーチャーム?
久しぶりに行くと、カエルがぴょんぴょん飛び跳ねるので、カエル!と同行者に指さすと…「あれはアカガエルですよ!」と。天然記念物です。
まぁ~カエルにもいろんな種類が。岩場に行く途中で、貴重動物に会える時、それは、神様が祝福しているサインと思っています☆
いままでもオコジョにあったり、久住ではうさぴょんがこちらに偵察に来たり…、トイレに行こうかなと思ったら、カモシカとご対面したり…沢では対岸からツキノワグマがこちらを覗いていたり、いろいろ面白いことがありましたが…、今日もなんか良いことが起こりそうな感じ!
■ 懸垂下降も初めての人には新鮮
今日は、ちょっと教えてもらいたいことがあった人に話を聞きに行ったのですが、その前に岩場で懸垂下降を紹介しました。
岩場が登れるコンディションではなかったんですよね。 でもせっかく行ったから、なにか私がいないとできない体験をしてもらいたかったし。
懸垂下降は、私はまったくオリジナルの教え方をしています。
まず、初心者にはグリグリ。決して、ATCからは教えないです。ATCって手を離せないですよね?だから、グリグリのほうが簡単です。
まず、地面でしっかりデバイスへの信頼を作ってもらえます。安全な地上で出来ないことが、空中で出来るはずありませんよねぇ?
そして、グリグリのコントロールは、私がするバージョンと自分でするバージョンの両方を体感してもらいます。どっちを信頼したいか?は、その人次第です。
もちろん、ストッパーノットを途中に作って、バックアップ…仮にデバイスが作動しなくても、ノットで止まることを確認してもらいます。
しかも、バックアップのノットは、2つでも、3つでも、本人が必要と思うだけ作る。
まー、いきなり17mの垂直の壁を、ノットもしらず、セットへの信頼もないまま、降りさせられた、センターの指導も、先生たちからすると、「簡単なほう…」なのでしょうが、あれでは、器具にもセットにも、ノットにも信頼がないのだから、「ぎょえー!」となるのが普通です。「大丈夫!って何を根拠に?」って普通の理性が発達した大人なら思います。
というわけで、めでたく、これ。
2、3回、ノットをリリースするためにグリグリにぶら下がるのですが、その頃には、
なんだー簡単だー
と笑顔になっていました☆
大事なことは、
バックアップと自分で危険の大小をコントロールしている感覚、
です。これは、人生でも同じですよね?
■ 地元の資源を地域の人に
今日は夜にクライマーとのミーティングがありましたが、どこの地域でも、地元の人が、地域にある資源(リソース)について知らないことが多く、楽しみを楽しみとして受け取っていない…
相手が興味がないのだから、教えなくていい、っていうのは、それでいいのかなぁ?
だって、この世に存在すること自体を知らなかったら、どうやって好きか嫌いか?自分は興味があるのか?ないのか?知ることができるというのでしょう?
この戦後70年、クライマーは岩場でたっぷり楽しんできたのでした…なのに、自分が楽しいばかりで、他の人には黙ってるっていうのは、
教えてくれたって良かったじゃーん!
って家族の誰かが言ったら、誰だって、
ごめーん
っていうんじゃない?